
地方自治体と決済サービスが連携したキャンペーンでは、還元分の予算が税金からまかなわれます。
街の対象店舗で買い物をする際に、最大20~30%ほどポイント還元される、といった内容のものが多いです。
キャッシュレス決済の還元についての詳細は、こちらのページもご覧ください。
地方自治体と提携している決済サービスはさまざま。
最も大規模にキャンペーンを行っているのはPayPayで、これまでに400以上の自治体と連携したキャンペーンを実施しています。
はじめてこのような施策が行われたのは、2020年静岡県伊東市で実施された「最大5%戻ってくるキャンペーン」です。
その後、多くの自治体が真似するようになり、今では日本全国の市町村で還元キャンペーンが開催されるようになりました。
地域キャンペーンが増加した背景としては、新型コロナウイルスによる地域経済の衰退が大きいです。
還元キャンペーンによって、経済を活性化させたい自治体が増えたことが理由です。
なお、コロナによって非接触会計が推奨されたことも大きく影響しています。
利用者だけでなく、店舗側にもキャッシュレス化が進んだことから、会計管理をスピーディーかつ手軽に行えるようになりました。
実際に、自治体と連携したキャンペーンを開催している決済サービスについて、ご紹介します。
自治体によって提携しているサービスが異なるので、お得な還元キャンペーンを利用するときはご注意ください。
PayPayでは、日本全国で定期的に還元キャンペーンが開催されています。
北海道地方から九州沖縄エリアまで、開催中~開催予定のキャンペーン一覧を確認できます。
対象期間は、1ヶ月前後に設定している市町村が多いです。還元率は最大20~30%で、告知ポスターが掲載されている加盟店でキャンペーンに参加できます。
au PAYの地域キャンペーンは、自治体によって還元内容が全く異なります。
一番ベーシックなものは、最大20%のポイント還元。au PAY残高に戻ってくる場合や、ポンタポイント付与など、形態はさまざまです。
また、大阪府では、au PAY×menu(デリバリーサービス)のお得な合同イベント「淡路ワンコインフェス」が開催されたという事例もあります。
抽選形式で旅行が当たる地域キャンペーンもあり、au PAYならではの変わった還元方法が魅力です。
d払いでは、都道府県ごとの大規模な地域キャンペーンにも対応していることが特徴です。
たとえば、2023年4~5月の福島県の「do!浜通り」キャッシュレスポイント還元キャンペーンでは、15市町村にある店舗が対象となっています。
期間中の付与上限は、最大7,500ポイント。
12市町村で最大30%、3市町で最大15%のポイントがキャッシュバックされます。
たくさんの自治体が参加している大規模なキャンペーンであることから、もらえるポイント数も多いです。
新型コロナウイルスの影響によって、「自治体×QRコード決済」のお得なキャンペーンが開催されています。
各自治体の判断によって開催されることから、対象期間や還元率は決まっていません。